雑談散歩

    山スキーやハイキング、読書や江戸俳諧、山野草や散歩、その他雑多なことなど。

ミヤコグサに似た黄色い花、背の高い野草(センダイハギ)

センダイハギの黄色い花。


事務所の横に畑があって、その空き地にセンダイハギの花が咲いている。
ハギと聞くと、秋の花かと思うが、こちらは、春から夏にかけて咲くハギ。
ハギという名前のつく他の野草と同様マメ科の植物である。

蝶形の花が、同じマメ科のミヤコグサに似ている。
だが、ミヤコグサは、地を這うように生える背の低い草。
センダイハギは背が高い。
この写真のセンダイハギは背丈が80センチぐらいある。


マメ科の植物特有の花の形。


これが畑の隅に群生しているので、センダイハギの藪状態。
鮮やかな黄色と明るい緑の取り合わせが美しい。
ホント、絶妙のバランスだね。

センダイハギは寒冷地域の海岸などに群生するという。
そういえば、青森県の西海岸の砂浜で黄色い花を見たような記憶がある。
黄色い花は記憶に残りやすい。
まして、こんなに鮮やかな黄色なら尚の事。


3出複葉。


外来種かなと思ったら、在来種であるという。
ミヤコグサも在来種。
外来種の多いキク科と違って、マメ科の植物は在来種が多いのかなと思ったが、それは違う。
セイヨウミヤコグサはヨーロッパ原産。
同じマメ科の植物で、頻繁に見かけるシロツメクサ(クローバー)だってヨーロッパ原産の帰化植物。

ちなみに、ウィキペディアによると「帰化植物の3大科」というものが存在するらしい。
もっとも目立つのがキク科とイネ科で、これにマメ科が加わるのだという。
ううむ、マメ科よ、おまえもか。

センダイハギは背が高いから外来種のような印象だが、日本原産。
外来種が多いマメ科のなかで、絶妙のカラーバランスで、在来種として目立とうとしているのか。
畑の隅で静かに勢力を広げている。


ミヤコグサの花に似ている。
Next Post Previous Post

広告